作品レビュー
「蛇のひと」は2010年にWOWOWで放送された後、劇場公開されたサスペンス映画です。元はドラマですが、そんな経緯がありますので「邦画」のカテゴリーに入れております。
実に不思議な余韻に浸れる映画です。 第2回WOWOWシナリオ大賞を受賞した作品というのも納得です。冒頭から一瞬で作品の世界に引き込まれました。
失踪した今西課長(西島秀俊)を探す部下のOL・三辺(永作博美)。ここから物語はスタートします。前半は完全に「人探し」に終始します。が、後半から物語は一変。思いもよらぬ展開に。
まず気になるのは西島秀俊の関西弁。無理してる感、全然関西弁になってない感がハンパないです。どうして大阪出身の設定にしたんだろうかと思いましたが、この問題はストーリー後半で解決。そして、このぎこちない関西弁でも西島秀俊をキャスティングしたのが納得できます。終盤の彼の細かい表情の変化、目線が本当に素晴らしかった。
永作博美は演技が自然体過ぎて改めて凄いなぁと感心しました。妙にわざとらしい表情やセリフもなく、見ていて全くストレスを感じさせません。実際には重くて暗いお話のはずなのに、彼女の演技が清涼剤となって、雰囲気が沈み込み過ぎないようにうまく調整されています。
永作博美と共に課長を探すのが会社の後輩・田中圭。彼はいつも通りの田中圭でした。今から10年近く前の作品なのに、今の田中圭と同じです(笑)
結局、今西課長は善なのか悪なのか。それを考えさせることが主題ではないと承知していますが、見終わった後になんだか色々考えさせられます。いや~、おもしろかった。
是非ご鑑賞頂きたい作品です。
この蛇のひとっていう映画、2ヶ月に一度くらいは観てしまう 終始悲しい、けど愛のある話です… pic.twitter.com/qfm58YtNF5
— 見習い (@_inapartment) September 3, 2018
映画「蛇のひと」なんだかんだ西島秀俊が出てる映画を選んでしまう私。小説を映画化したものだと思ってしまうくらい、ストーリーと人物描写が完成されていた。 pic.twitter.com/HNyjNzHrZI
— Elsy (@fjt0u6) November 24, 2014
仔犬のワルツも見終わったことだし、ずっと見たかった 「蛇のひと」を見た✅ この映画好きだなぁ。西島さんのビジュアルも好きだし、この役西島さんにぴったり。見てよかった☺️#西島秀俊 pic.twitter.com/7SPFcqwXlL
— vintage_bunny (@vintagebunny38) June 4, 2016
蛇のひと。見ました。すごくいい作品でした。西島秀俊のエセ関西弁がすごくおもしろかったです。意味がわかると怖い話に通じるぞわっとした感じの映画でした。 pic.twitter.com/t0o6Oz54zw
— Soranin Rotti 8.10 (@kuzukuzu210) March 26, 2019
蛇のひと🐍🎞
西島さんとにかく凄かった。
不思議〜〜な映画や🎦 pic.twitter.com/Rh1ZUOJISR
— Sachiho (@springhorselov1) September 6, 2017
配信状況
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作品紹介
- 監督:森淳一
- 公開:2010年(日本)
- 上映時間:102分
ストーリー
ある朝出社したOLの陽子は、部長の伊東が自殺し、課長の今西が行方不明になっていると知る。今西には会社の金を横領して逃亡した疑いがあるという。陽子は会社から上司である彼の行方を捜すよう言い渡されるが、その足取りはなかなかつかめない。
https://video.unext.jp/title/SID0019288より引用
主要キャスト
- 三辺陽子(商社営業事務・独身OL) – 永作博美
- 今西由起夫(商社課長、失踪) – 西島秀俊
- 今西の幼なじみ – 板尾創路
- 島田剛(漫画家の卵、今西の隣人) – 劇団ひとり
- 田中一(今西を探す社員) – 田中圭
- 里中(今西の元同僚) – 勝村政信
- 柴田(河井)のりこ(保険勧誘員、今西の友人と結婚するが離婚) – ふせえり
- 里中の妻(パート勤務) – 佐津川愛美
- 原田(予備校講師、妻と愛人の3人暮らしで生徒と不倫) – 北村有起哉
- 原田の妻 – 奥貫薫
- 功太夫(義太夫の師匠) – 河原崎建三
- 今西の母 ‐ 遠山景織子
- 伊東部長(今西の上司、自殺) – 國村隼
- 陽子の婚約者(地方工場経営) – ムロツヨシ
- 伊東牧子(伊藤部長の妻) – 石野真子